猪瀬直樹の書籍を徹底紹介します。



日本凡人伝 |猪瀬 直樹

日本凡人伝日本凡人伝
猪瀬 直樹
小学館 刊
発売日 2002-10
価格:¥1,155(税込)




ちょっとバーチャルに 2002-11-14
 僕がこの本に出会ったのは、どこかの雑誌で読みかじったエピソードからだった。それは、調香師という香りのプロが、その天才的感覚ゆえに通勤電車ですれ違う人に腐敗臭をふと感じ、その人が間もなく亡くなったことを知るというものだった。あの話、なんだったのかなぁと思ったとき、たまたま手に取ったこの本にその話が載っていたのだった。
 ちょっと時代は前だけれども普通は出会わないような人たちの仕事の話が語られている。よく考えれば親父の仕事だってよく知らない。会社の名前と肩書きは知っていても、そこで昼間何をしているのか、具体的なことは知らないのだ。ましてや他の人、珍しい職業の人の実際の内容なんて知る由もない。この本の中には、当人の言葉から仕事の内容から愚痴まで語られ?!??!!いる。ちょっとバーチャルな体験をしたような気分になれて、ちょっと「知る」に近い経験ができる。「陽をあてられた」と言うとちょっと傲慢かもしれないけれど、「紹介される」よりももっと身近にわかるのだ。そう、わかりやすかった。僕もいつか、自分の仕事をこうやって語って知ってもらいたいと思う日が来るかもしれない。


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この記事は2006/7/21に作成しました。

【猪瀬直樹の経歴】
1946年、長野県生まれ。

1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

1996年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。以降、特殊法人等の廃止・民営化に取り組み、2002年、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命される。

政府税制調査会委員、日本ペンクラブ理事・言論表現委員長、東京大学客員教授、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターなどで活躍中。


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