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日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 |猪瀬 直樹

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦
猪瀬 直樹
小学館 刊
発売日 2002-07
価格:¥1,260(税込)




総力戦研究所の人選を検証してほしかった。 2006-06-24
 この本の眼目は、太平洋戦争の始まる昭和16年の夏に、各界の「エリート」を集めた総合戦研究所が図上演習やシュミレーションを行なったところ、日本は敗戦するという結論がでたのに、戦争に至ってしまった・・・・日本人の意思決定機構はどうなっているのか?にあると思う。

 このこと自体は、非常に興味深い話題であると認識する。

 ただ、個々で言う「総合戦研究所」の「エリート」達はどういう人選によるのかが今ひとつハッキリしない。

 これは、政府の、あるいは総理大臣の諮問機関と同じで、民主的な決定でもなければ、判断基準も明らかでない。

 この点が字ハッキリしないと、このお話の大前提が崩れてしまう。「日本のエリートたちがすでに敗戦を見越していたのに、政府は戦争を決定した」という「日本のエリート」とは?



 政府の諮問機関その他の「胡乱な」所をさんざん見てきたので、この話を全面的に信用できない。戦前も戦後も、日本においての第三者機関は、本当に機能しているのか、疑問である。


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この記事は2006/7/21に作成しました。

【猪瀬直樹の経歴】
1946年、長野県生まれ。

1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

1996年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。以降、特殊法人等の廃止・民営化に取り組み、2002年、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命される。

政府税制調査会委員、日本ペンクラブ理事・言論表現委員長、東京大学客員教授、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターなどで活躍中。


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